桧枝岐歌舞伎


冬の舞殿

鎮守様への奉納歌舞伎が上演されるこの舞殿(舞台)は、集落内に唯一残る萱葺き屋根の建物です。
 
春祭り

運がよければ満開の桜の頃に春の歌舞伎をご覧になれます。

夏祭り

 その昔、先祖が江戸で観劇した歌舞伎が、見よう見まねで伝えられ、以来親から子へと、260余年に渡り受け継がれてきた、村の大切な文化です。
 
 毎年5月12日、8月18日、9月第一土曜日に
上演されています。

ますや、桜の間より窓を開けると舞殿が見えます。


 

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左の写真は移築工事の様子を、桜の間より撮影したものです。

1981年、お客様の増加に伴い、観客席をより広く確保するために張り出し部を設け、”曳家”(ひきや)という方法で舞殿を後方に移築しました。

 現在の舞殿は、後ろ半分(楽屋側)が境内の張り出し部に載るかたちになっておりますが、以前は張り出し部は無く、数メートル程お宮寄りにありました。

 曳家:建物を解体せずに、ジャッキ・アップしてレールに載せ、ウインチ等により牽引して移築する工法。

牽引

土台
補足: ”鎮守の森の神様”という意味で”鎮守様への奉納歌舞伎” と説明してまいりましたが、厳密には夏の祭りが鎮守神の例祭であり、春の祭りは愛宕神の例祭となります。